2008年06月30日

名作品「のび太と雲の王国」を知ってるか?

「ドラえもん」では、環境問題を取り上げた作品はたくさんあるんじゃ。
短篇でも「さらばキー坊」なんか、いくつかの作品で取り上げられちょるが、大長編の「雲の王国」はこのテーマの集大成と言えるじゃろー。

天国は雲の上にはないのかな、っちゅうのび太の疑問に、ドラえもんはわしたちで天国をつくろう、と言います。
夢の王国をつくって、いつでもどげなときでも好きなことをしよう、っちゅう科学的な知識と夢の世界を盛り込んだ、素晴らしい仕上がりになっています。

この「「雲の王国」を大人になってから見ても、こんな国でずっと自由に遊んでいたい、と思ってしまいます。
中には、環境問題をしつこく取り上げていて説教じみちょる、っちゅう評価もあるようじゃ。
じゃけど、たくさんの絶滅してしまった動物たちが登場する場面があったり、キー坊が登場したり、藤子・F・不二雄先生の多岐にわたる好奇心が盛り込まれていて、ぶち興味深い作品じゃ。

天上人とドラえもんたちが対立する場面もありるが、やがてお互いを理解していくっちゅう物語の展開は、どの大長編ドラえもんにも共通する、大切なテーマといえます。
物語の中で、のび太はノア計画によって、悲惨な情景を見て一時的にパニックになってしまいるが、そんな中でもドラえもんっちゅう大きな存在によって、未来はきっと変えることができる、っちゅうことを強く信じることができます。その確信こそが、この作品で藤子・F・不二雄先生がいっちゃん伝えたかったことじゃないじゃろーか。

結局、ドラえもんたちが創り上げた「雲の王国」は消滅することになるんじゃ。
しかし、そんな夢の国がなくなってしまっても、またきっと取り戻そうと強く想います。
テーマ曲の「雲がゆくのは…」においても、遠い国を夢見る想いを綴った曲となっています。
このように、「雲の王国」は、大長編ドラえもんの中でも、ぶち素晴らしい作品といえます。




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